お客様の声をしっかり聞いて

2017年11月12日にグッドモーニングカフェ中野にて盛大に行われた人前式のウエディングパーティー。店舗を移動して初めて担当するウエディング。しかし、新郎新婦のお二人が店へ訪れた当初、このパーティーは食事だけの簡単なもので済ませる予定のものだった。「お客様とヒアリングを重ねていくうちに、徐々に新郎新婦お二人の希望がどんどん出てきて、内容が変わっていったんです。仰々しくしたくないということから結婚式を挙げる予定のないお二人だったのですが、カジュアルでアットホームなものが出来るなら『やってみたい！』という方向に変わっていきました。ヒアリングする上で、お二人の言葉をしっかり聞いて反映させることはとても大事ですが、ただ鵜呑みにはしないように心掛けています。あとで『こうしておけば良かった』『あれもやりたかった』と後悔して欲しくないです。」

お客様のイメージをイラストに

数ヶ月に渡り打ち合わせを重ね、お二人のイメージを基に、装飾された高砂のデザインイラストを描いていく。「今回のケースでは、お二人からの要望が特になかったので、ヒアリングを重ねた中で、お二人の好みや雰囲気を基に描いていきました。本来であれば、提携しているお花屋さんが一緒に同席して、デザインイラストを描いもらうのですが、それを省いた形で私が描いています。プランナーが一番、新郎新婦様との距離が近いですし、ワガママも言いやすいと思うので（笑）。急な相談や変更にも対応出来るようにしています。元々、絵を描くのは好きで、幼少の頃から絵を描いて人に見せたり、プレゼントしたりしてたんです。人に喜んで貰うのが好きなんですよね。それがきっとプランナーとしての私の原点になっているんだと思います。」

お客様のやりたいことにこだわる

式当日では見事にイラスト画が具現化。約三時間の会では、人前式にケーキ入刀、ファーストバイト、そして鏡割りなど披露宴同様の内容が盛り込まれたものとなった。
「鏡割りはお二人が日本酒の飲めるバーで出会われたことから、取り入れることになったんです。新婦の地元オススメの酒蔵を伺って、そちらから取り寄せもして。元々、お食事とお酒を楽しみたいというお二人だったので、そこはこだわりました。最初はイメージが湧かなくても、やはり打ち合わせの中でイメージが具体化されていくんだと思います。鏡割りのあとはサプライズで振る舞い酒にしました。ご友人もお酒の好きな方が多いようで、皆さんとても喜んでおられました（笑）。」

頼もしいスタッフがいるから

無事に会を終え、後日お客様からいただいたお言葉には「想像を超えた1.5次会になりました」「提案いただいた装飾のデザインと実物がものすごく気に入りました」と。「当日の施工やパーティーに満足してお褒めの言葉をいただくのは本当に嬉しいですね。お客様の大切な一瞬に携わらせていただいた、という実感が湧きます。でも私が一番嬉しいのは、スタッフを褒めていただいた時なんです。平日の忙しい中、お客様との打ち合わせやヒアリングに抜けることが出来るのも、頼もしいスタッフの皆がいるから。ですので、スタッフを褒めていただけると素直に嬉しい。皆の力がなければパーティーの成功はありませんから。実はこの式当日、午前中に別の貸し切りが入っていたので、会場の半分で通常営業をしながら、正午の開宴に合わせ準備を進めてたんです。全員が力を合わせ、しっかり連携を取った結果の成功でした。『all for all wedding』が出来ていたのかなと思います。」

結婚をもっとポピュラーにしたい

「今後の目標として個人的に、オリジナルウエディングをもっと増やしていきたいと思っています。お客様に後悔してほしくないんです。大切な式やパーティーのお写真はずっと残りますし、人生を振り返った時に思い出す大切な一日になります。後から『やっておけば良かった』ということのないよう、しっかりお話を伺い、お客様ごとに合った自由なウエディングをご提案させていただきたいと考えています。そして、私のプランナーとしての目標ですが、もっと結婚式をポピュラーなものにしたいという想いがあります。年齢差・再婚・性別など様々な事情で式を挙げない方が増えています。結婚式を一歩引いて考えてしまう方たちが、もっと気軽に式を挙げられるよう、取り組んでいきたいと思ってます。」

飯田 美緒 [ Mio Iida ]

プランナーを志し専門学校を経て2016年5月バルニバービ入社。シエロ イ リオでウエディングプランナーとしての経験を積み、2017年4月からグッドモーニングカフェ中野へ異動。得意のイラストを用い、お客様のイメージを具現化していく。