BALNIBARBI GROUP
バルニバービグループで食を通して「なりたい自分」を体現している仲間、「なりたい自分」を邁進している仲間、「なりたい自分」を見つけようとしている仲間のリアルな今の思いや、食に通ずる情報を発信していきます。
BALNIBARBI RECRUITING
BALNIBARBI GROUP
株式会社バルニバービウィルワークス 代表取締役
石倉 治
飲食業との出会いは、アルバイトだった。「特に面白かったのはオープニングスタッフ。スタートはみんな一緒なのに、徐々に役割が決まり、チームワークが機能していく。その中で自分がリーダーの立場を掴み、仲間の力を引き出せたことが楽しかったんです。」飲食業の面白さに目覚め始めた頃は大学生で就職活動をしていた。新聞社の内定があったが、気持ちは飲食へと傾く。
「まだまだ不安定と受け取られる飲食業界。進路変更は、親からの反対もあってギリギリまで悩みました。最終的にはアルバイトで得られたやりがいと経験が忘れられず、飲食の世界でやっていくと決めました。」
そのままアルバイト先へ入社。店長として10店舗以上の新店立ち上げと運営に携わるが、社内の体制が変わり転職を考え始める。その頃、かねてより知り合いだった藤波氏(現BCO社長)の紹介で、バルニバービの佐藤社長に出会う。「最初から社長と話せる環境に現場と本部の近さを感じました。寒い時期なのに極寒のテラスで面接(笑)。佐藤社長の迫力と寒さも相まって緊張しましたが、店舗展開の方針など、経営者という立場の人に聞いてみたいと思っていたことを次々に質問しました。その会話のスピード感、質問に対して返ってくる情報量に驚きながら、佐藤社長の『やりたいことをやってみればよい』の一言が転職の決め手となりました。」
入社後、研修のため大阪へ。「関東でウェディング業務を控えていたこともあり、当時神戸にあったブライダル専門店舗(ブレラテーブル)の他、関西店舗のあらゆる手法を学びました。」仕事の後は毎晩スタッフと飲みに行き、関西の濃ゆいコミュニケーションからバルニバービイズムを体得。研修を終えて東京に戻ってからは、Good Morning Cafe ルミネ池袋のオープ二ング業務、GARB江ノ島で新店運営に向かう日々。「いざ関東に戻って業務が始まってみると、思っていた以上に自由に進められる環境でした。任せてもらえる幅が広く、前職で積んだ経験もあったので、自分で何でも出来ると思っていました。」
GARB江ノ島での勤務も1年以上経ち、次に任されたポジションは鹿屋アスリート食堂のプロジェクトリーダー。「店長からプロジェクトを進める立場へ変わり、新たなミッションへの挑戦でした。佐藤社長肝いりのプロジェクトであると聞き『やりたい!』と手を挙げたものの、体大生のための食堂づくりから産学官連携、そして東京の本店へと繋がるストーリーを語る佐藤社長を目の前に、とてつもないプロジェクトへ関わってしまった!と思いました(笑)」リーダーとしてプロジェクトを進めることは、店舗運営はもちろんのこと、それだけではない大枠の環境づくりを求められる。「対外交渉による予算の確保など、自分の力不足を実感しました。」一旦、鹿屋アスリート食堂のプロジェクトから離れ「GARB pintino」に加わり、強みである店舗運営で結果を残す。そして次に与えられたステージは、新会社「株式会社バルニバービウィルワークス」代表取締役社長への就任だった。
「就任にあたり、佐藤社長から改めて覚悟や執念についてお話いただきました。『社長とは最後の砦。一番後ろに控え、いざというときには誰にも守ってもらえないポジション。逃げず結果を出さなくてはならない。それでもやれるか?』佐藤社長の言葉を自らの役割に置き換えたとき、バルニバービグループの経営陣として、自分(ウィルワークス)が担うことは、次世代の育成であると認識しています。しかし、僕の育て方は準備期間を積み上げて『さあ完璧!』となってから仕事を任せるタイプではありません。あるスタッフが本来の実力で達成できるのは、与えた仕事の6割程度と思っても、まずは環境を与えて自己責任でやらせてみます。もちろん失敗します。そこで自分の能力と向き合い、成長できるきっかけを自ら掴んでもらうことが大事。その機会を多く持ってもらうため、致命的な失敗とならないように僕が脇を固めておく。スタッフが失敗を恐れず活躍できる環境をつくることが役割です。行き詰まると相談に来るスタッフもいます。そうでなくても何気ない会話や雰囲気から伝わってくるので、気になった時は時間を作って話すようにしています。こういうときの『気になるセンサー』を僕は精度高く持っている方だと思います(笑)。」
この春には名古屋の名城公園や東京練馬で新店舗が立ち上がり、新たなチームが生まれる。
「プロジェクトが決まった時点で徐々にスタッフを集め始めますが、基本的には自分から手を挙げて参加してくるメンバーを尊重します。責任者を担う立場であればなおさらのこと。ウィルワークスが新店舗を引き受けるのは、単に店舗数を増やしたいと思っているのではなく、大前提として次のステージが見え始めているスタッフがいるからです。彼らが挑戦できる環境を絶えず作っていきたいと思っていますし、でなければ新規出店は引き受けません。出店ありきではなく、成長すべき人がいることが始まり、というスタンスです。」
スタッフの成長が起点となり、新店舗という次のステージを用意することも石倉の仕事だ。
「オープン後に店の方向性が徐々に定まり、チームワークが機能しだすと、結果として数字もついてくる。そうなるとさらに次に進もうとするスタッフが出てきます。バラエティに富んだ新店舗の話が絶えず立ち上がるバルニバービだからこそ、持ち味の異なるスタッフの成長の機会となれる企画やプロジェクトがある。それらが次のステージに向かおうとするスタッフと重なるタイミングを見逃さないことが大切です。」
常に思い続けていることは、飲食業の社会的地位をより高くしていき、次世代につなげていきたいということ。
「飲食に関わる仕事を通して、たくさんのゲストとふれあう中で、毎日様々な感動する場面に出会える飲食業は、心から『楽しい!』と実感できる仕事だと思います。ゲストを感動させるメニューの開発やサービスを経て成長し結果を残せば、会社の中でポジションや役職も上がります。そうなれば、また新たな挑戦が出来る。新しい会社が生まれるかもしれない。経験値を積んで、仕事を通して成長しながら、ちゃんと給与に反映される環境がある。そのことを飲食業を目指す人に知ってほしいし、伝えていける環境をつくりたいんです。バルニバービはそれができる飲食企業だと信じています。」
石倉 治 いしくら おさむ
2012年バルニバービ入社。2013年、鹿屋アスリート食堂の立ち上げ責任者を経て、2014年にバルニバービスピリッツ&カンパニー執行役員に就任。その後も多くの新店舗のプロジェクトを経て、2016年、株式会社バルニバービウィルワークス 代表取締役社長に就任。
この記事を書いた人 & 編集後記
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