カマタ
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BALNIBARBI RECRUITING
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こんにちは!Webチームの鎌田です。今回ご紹介するのは現場からバルニバービの本部へ異動した営業部の矢口さん。新卒採用にも携わる矢口さんのバルニバービストーリーとは?
矢口さんは新卒3期として2016年バルニバービに入社。有楽町で営業していた『Skew』(2021年1月24日閉店)に配属されました。なぜ飲食業界、バルニバービへ?
矢口:当時、新卒の説明会で佐藤社長(現:代表取締役会長)が何のために飲食業を始めたのか、という話をしてくださったんです。淡路大震災の時の話などをしてくださいました(『1杯のカフェの力を信じますか?』著:佐藤 裕久)。「食べること」を生業にすることで救われる人がいる。私もそう感じることがあって、佐藤社長の話にビビッときました。
学生時代からレストランやカフェでアルバイトをして入社時にはすでに基本が出来上がっている方もいますが、矢口さんは部活を頑張っており、バルニバービから内定が出てから初めて大学に近いレストランバルで働き始めたそう。バルニバービに入社し、実際に働いてみてどう感じたのでしょうか?
矢口:正直、思ってたよりホワイトでした(笑)当時飲食のブラックなニュースばかり目にしていたので、休みはほとんどなく働き詰めだろうと…結構覚悟を決めて入社したんです。でも、普通にお休みはあるし、新卒ということでかなり気を遣ってもらったと思います。大変だったのは、店長代理になった前後ですね。2年目の夏くらいに当時のSkewの店長が体調を崩してしまって、その時にいた社員が私と一つ下の新卒、あと時短勤務の社員。だから、必然的に私が店長代理として店舗を切り盛りすることになりました。大変だったけれど、いつか自分のカフェを持ちたいという夢があったのですごくいい経験になりました。
Skew所属時は株式会社バルニバービコンシスタンス(以下、BCO)の社員だった矢口さん。店長代理を続けていく中で「店長をやるか、他の店に移るか」と藤波社長に聞かれたそう。
矢口:私は店長は向いていないと思ったんです。店長になるとやはり自分を犠牲にしなくちゃいけない部分が出てくるかなと感じていて、性格的にどんどん自分を犠牲にしてしまいそうで怖かった。
他の店に異動するという選択をした矢口さんでしたが「いつか自分のカフェを」という夢のためにどこの店舗に行ったらいいのか藤波社長と話し合いました。その結果、BCO内での異動ではなくグループ会社を移籍することを選択したのです。
矢口:藤波さんが「外の世界を見てみたら?」って提案してくださったんです。「バルニバービってでかいんだよ」って(笑)そこから、株式会社バルニバービウィルワークス(以下、BWW)に移籍して、ちょうどバリスタの空席があった『DRAWING HOUSE OF HIBIYA(以下、ドローイング)』に配属されました。
グループ会社を移籍して新しい世界を見た矢口さん。当時ドローイングには現在店長として店舗を切り盛りするメンバーが参加していたため、多くの刺激を受けたそう。
矢口:こんなにいろんな人がバルニバービでは働いていて、いろんな働き方があって、それぞれの想いがあるんだなって感じました。改めて楽しいというか、ここでこの人たちと一緒に働きたいなって思ったんですよね。グループ会社を移籍したことは大きな転機だったと思います。
バルニバービという大きな絆を結ぶ仲間だからこそ、グループ会社に大きな隔たりはなく移籍する社員も少なくありません。矢口さんは「カフェをやりたい」と声に出していたからこそ、BCO藤波社長もBWW石倉社長もその夢のために矢口さんがどこで何を経験したらいいのかを考えて新しい道を提案したのではないでしょうか。
ドローイングの後は、「ちゃんと美味しいものを日常に楽しめる大人の居酒屋」をコンセプトに東京・青山にオープンすることになった和食店『否否三杯』の立ち上げに参加。ただ、「いつかカフェがやりたい」という想いがあったので『否否三杯』だけでなく『GOOD MORNING CAFE ルミネ池袋』や『GOOD MORNING CAFE NOWADAYS(以下、ナワデイズ)』など他の店舗と掛け持ちで勤務を続けていました。現場で走り回って数年。しかし、身体に限界が…。
矢口:生活リズムが崩れてしまったんです。否否三杯は夜の営業、ナワデイズはモーニングもある。入社した頃だったら可能だったかもしれないけれど、だんだん体力がついてこなくなっていって、最終的には体調を崩しがちになってしまいました。
さらに、数年飲食業に携わり「お店を持つこと」がどういうことかわかってきて、「カフェを持ちたい」という気持ちも変わってきた。将来のことを考えたときに「働き方を変えたい…」と思ったそう。「飲食を通してなりたい自分になる」。それはバルニバービのフィロソフィーの一つで、明確になりたい自分がある社員もいれば、ふと立ち止まって「なりたい自分とは…」と向き合う社員も少なくありません。経験したこと、出会った人たち、年齢、時代…さまざまな要因でなりたい自分、やりたいことは変化していきます。当時、矢口さんは「やりたいことがわからなくなっていた」と話します。
矢口:転職活動もして、実際に内定をいただいた企業もありました。でも、やりたいことがわからないから決め手にかけるというか、働くイメージが湧かない。どの会社も全部同じように見えてしまっていました。
矢口さんの退社の想いはすぐ石倉社長の元に届き、石倉社長の「じゃあ本部に来てみないか」の一言でウィルワークスの本部に異動することになります。
矢口:辞めたい、とは言ってもバルニバービを嫌いになったわけじゃないんです。ただ、働き方を変えるなら辞めるしかないかなって…。当時、私の周りに現場から本部に異動した人はいなかったし、そういうのは「ない」と思っていたんです。
事務職未経験だった矢口さん。けれど、店長代理の経験や新店立ち上げにも積極的に参加してきたからこそ本部でも頑張れると石倉社長は思ったのかもしれませんね。少し不安に思う矢口さんの背中をさらに押してくれたのは現在Riverside Cafe Cielo y Rioの店長丸尾さんだったそう。
矢口:丸尾さんが「いろんな店舗でやってきた経験があるから、お店で困ったことを解決してくれる何でも屋になったらええやん!」って言ってくれて(笑)私自身も自分のやりがいとしていいなと思ったんです。自分が店長代理をしていた時、自分で全部やらなきゃいけないのが大変でわからないことも多かった。でも誰に聞いたらいいかわからなくて…。それが「矢口に聞いたら何でもわかるよ」って、そんな風になれたら嬉しいなって思ったんです。
現在はウィルワークスからも離れ、株式会社バルニバービの営業部に席を置く矢口さん。ウィルワークス時代の店舗サポートはそのままに、新卒採用などにも携わっています。
矢口:やはり飲食業界なので離職率がどうしても…低くはない。そこをどうにか、ちゃんと続けていけるような環境をつくっていきたいですし、採用の時からちゃんとマッチングができるようにしていきたい。私が就活していた頃、当時のバルニバービの採用担当の方がすごくサポートしてくれたんです。細やかなメールや何気ない一言が安心できた。同期には採用担当の方に魅かれて入社を決めた子もいました。私も、気軽に何でも相談できて、話したら前向きになれるような、そんな人になれたらいいなと思います。
自分が「辞めたい」と思ったことがあるからこそ、本当に辞めるべきなのか、一緒に考えてあげることができるのかもしれませんね。現場から離れ本部に来て考え方も変わったと矢口さんは話します。
矢口:今までは必要とされるために仕事をしていました。「必要とされる人」がなりたい自分だったんだなって思います。でも今は、自分のために仕事をしている。どうしたら自分が成長できるかなって考えて仕事をしています。自分が成長したら後輩にもいろんな道が開けるかもしれない。現場ありきの会社だからこそ、現場のスタッフが本部に来ていろんな想いを共有できることでより強いチームになっていくと、私は思います。
この記事を書いた人 & 編集後記
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Webチームのカマタです!サイト制作したり、記事書いたり、動画作ったり…色々やってます!
現場で経験したことを自分なりに今の立場で活かし、活躍し続ける矢口さん。矢口さんが背中を押した新卒メンバーたちが会社で活躍する未来が見えるようですね!