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ソムリエ日記

ワインを知る旅 #日本・北海道編 vol2

岩崎 麗

北海道2日目は、余市へと向かいます。
余市といえばウィスキーが有名ですが、
ワイナリーもどんどん増えている、北海道の中でも”アツイ”地域です。

1日目に行った岩見沢よりも海に近いエリアです。
訪問したのが2月だったので、積雪で車が通れない道も多々あり…泣
無事にたどり着けるのか冷や冷やしましたが、なんとか目的のワイナリーにお伺いすることができました!

ドメーヌ タカヒコ

余市のワイナリーその①
午前中にお伺いしたのがドメーヌ・タカヒコ
曽我貴彦さんのワイナリーです。

日本中で大人気のこちらのワインは、生産量も少なく入手困難なのが残念なのですが、
一度飲んだら忘れられない、奥深い味わいです。

そんな超人気ワインが造られている醸造所はこじんまりとしており、
素朴なたたずまい。
基本的に曽我さんがお一人で作業をされています。

私たちが訪問した際はちょうど瓶詰作業中で、
”これ飲んでちょっと待っててー!”
と、北海道内でしか流通していない白ワインをテイスティングさせてくださいました。
ヨイチ・ノボリ ナカイ・ブラン。契約農家さんのブドウを使って醸造した白ワイン。

ナカイ・ブラン

左:ナナツモリ ピノ・ノワールと曽我さん | 右:雪の中のブドウ畑

ケルナーという、ドイツなど寒い地域で育てられる品種で作られています。
メロンやマスカットのような甘い香り、味わいにもそのフルーツが感じられますが決し味わいは甘くなく、キリッとした酸味とミネラル感。
は~、美味しい。。

作業をひと段落させ、曽我さんがワイナリーの説明を始めてくださいました。
ニコニコと親しみやすい笑顔で快活にお話される曽我さんに、一同どんどん引き込まれてしまいます。(お話がとても上手です!)

ピノ・ノワールに魅せられ、自社畑にはピノ・ノワールしか植えていないというのは普通に考えたらリスクが大きく、ビジネス的には非効率的に思えるので、かなり珍しいことです。

瓶詰め前のピノ・ノワールたち

「なぜ他の品種を作らないのか。この地に適したブドウは他にもあるのでは?」と質問をしたところ、
「例えばシャルドネも良いブドウが作れるとは思うけど、それでどんなワインが作りたいのか、自分の中で具体的なイメージが持てない。ピノ・ノワールのように可能性を感じるものがまだない」
とのことでした。それだけ、曽我さんにとって重要なブドウ品種だということなんだな、と納得したし、それだけ特化して、とことんそのブドウと向き合って作っているワインなら、人の心を動かすものになるのはある意味自然なことかもしれないと思いました。

そして、曽我さんの言葉で印象的だったのが、「ワインには旨味を意識している」というものです。
フランス ブルゴーニュのピノ・ノワールともアメリカ オレゴンのそれとも違って、雨の多い日本では色調は淡く、味わいや香りも濃く強く、はならない。
その分、出汁のような旨味、奥行きが出て面白い、と。
「目指せ松茸の土瓶蒸しのようなワイン」だそうです。

日本のお料理に合わせてそんなワインが楽しめたら、この上なく幸せですね!!

リリースされてから1年は寝かせて飲んだ方が美味しいワインなので、
ごくわずか仕入れることができたドメーヌ タカヒコのワインは
美味しくなるまで大事に大事に寝かせておこうと思います。

この記事を書いた人 & 編集後記

岩崎 麗

2012年 入社 GARB 江ノ島にてサービスを担当。同年ソムリエを取得!現在は運営推進部にてワインを始めとする飲料の監修を担当しながら、社内のワイン担当の教育や、外部のワインスクールで講師も務めています。 ワインを愛してやまないガストロノミーなクールビューティ。